📅 訪問:2026年4月
「グアムの南部ドライブ」と聞くと、ウマタック湾やイナラハンを思い浮かべる方が多いかもしれません。でも実は、その道中にひっそりと佇む「知る人ぞ知る」スポットがいくつかあります。今回ご紹介するのは、グアム在住の私が実際に足を運んだ2か所、タライファック橋(Talaifak Bridge) と セッティベイ展望台(Cetti Bay Overlook) です。どちらも地図で事前にチェックしておかないと通り過ぎてしまうような場所ですが、だからこそたどり着いたときの景色がたまらなく特別に感じられます。
タライファック橋(Talaifak Bridge)とは
アガット村のハイウェイ2号線沿いに位置する、スペイン統治時代の石造りの橋です。チャモロ語では「Tollai Talaifak(トライ・タライファック)」とも呼ばれています。
もともとは1785年、スペイン統治下に木造で建設されたもので、首都ハガッニャとグアムの主要港だったウマタックを結ぶ重要な幹線道路の一部でした。その後、1800年代中頃に石造りへと建て直されています。2013年にはグアム保存トラスト(Guam Preservation Trust)による修復工事が完了し、現在は駐車スペースと解説サインが整備されています。 (出典:APIAHiP – Day 72: Tollai Talaifak)
石を手で切り出して積み上げる「デ・シジェリア(de silleria)」と呼ばれるスペイン式の建築技法で造られており、精緻に組み合わされた石積みは今もしっかりと残っています。1974年にはアメリカ国家歴史登録財(National Register of Historic Places)にも登録された、れっきとした歴史的遺跡です。




タライファック橋へのアクセス・基本情報
アクセス
ハイウェイ2号線を南下していくと、右手に現れます。ただし、道路からは非常にわかりにくく、初めての場合はかなり通り過ぎやすいです。事前にGoogleマップにピンを立てておくことを強くおすすめします。
- Googleマップ:Talaifak Bridge
- アクセス:レンタカー・自家用車
- 駐車場:隣接する小さな商店の駐車スペースを利用。4〜5台ほどのスペースです。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | タライファック橋(Talaifak Bridge / Tollai Talaifak) |
| 住所 | Agat, Guam(ハイウェイ2号線沿い) |
| 営業時間 | 随時(屋外スポット) |
| 入場料 | 無料 |
| 駐車場 | あり(4〜5台程度) |
| アクセス | 車のみ推奨 |
タライファック橋の見どころ・楽しみ方
橋そのものはとても小さい
実際に行ってみると、橋の全長は驚くほど短く、渡り切るのに5メートルもかかりません。「え、これだけ?」と思う方もいるかもしれませんが、それこそがこの場所の素朴な魅力でもあります。
橋の上から海へ抜ける景色が絶景
橋の上に立ち、海の方向に目をやると──透明度の高い小川、両脇に揺れるヤシの木、そしてその先に広がるグアムの青い海。フレームが絞られた先に景色が開ける、あの「狭い場所から外へ抜けていく」感覚が好きな方には特に刺さると思います。南国の額縁絵画のような一枚が撮れます。
歴史の解説サインがある
橋のたもとには、英語・日本語で書かれた解説プレートが設置されています。スペイン統治時代からの歴史的背景を読みながら過ごすのも、旅の深みを増してくれます。

滞在時間の目安
写真撮影メインなら5〜10分ほど。解説プレートをゆっくり読んでも15分程度あれば十分です。
タライファック橋を訪問前に知っておきたいこと
- 日陰がない:橋の周辺には日よけになる建物や木陰がほとんどありません。日差しの強い時間帯(特に昼前後)は日焼け対策が必須です。帽子・日傘・日焼け止めを忘れずに。
- 事前にGoogleマップで確認を:道路沿いですが非常に見つけにくいです。カーナビだけに頼らず、地図アプリでしっかりピンを刺しておくことをおすすめします。
- 混雑はほぼなし:日曜の午前中に訪問しましたが、他に観光客はいませんでした。静かにゆっくり過ごせるスポットです。
タライファック橋:こんな方におすすめ/これはちょっと…という方
おすすめの方
- 南部ドライブのルートで「ちょっと立ち寄り」を楽しみたい方
- グアムの歴史や文化に興味がある方
- 「絵になる景色」を探している写真好きな方
- 人混みを避けてゆったり過ごしたい方
これはちょっと…という方
- アクティビティや長時間の滞在を求めている方(5〜15分のスポットです)
- 車なしで移動している方(公共交通でのアクセスは困難です)
- 日陰で休めることを期待している方
セッティベイ展望台(Cetti Bay Overlook)とは
タライファック橋から車で約5分、さらに南へ進むと現れるのがセッティベイ展望台です。グアム南西部の丘の上に設けられた見晴らし台で、眼下にセッティ湾、遠くにはココ島(Coco Island)が見渡せる、グアム有数の絶景ポイントです。
グアムの歴史・文化情報サイト「グアムペディア(Guampedia)」によれば、セッティ湾周辺はグアムのテリトリアル・シーショア・パークの一部に指定されており、湾岸地帯にはおよそ3,000年前から先住民チャモロ人が暮らしていた形跡があるとされています。ラテストーンや陶器の破片など考古学的な証拠も残っており、グアムとアメリカ両国の歴史登録財にも名を連ねる場所です。 (出典:Guampedia – Cetti)



セッティベイ展望台へのアクセス・基本情報
アクセス
タライファック橋からさらに南へ5分ほど進んだルート2号線沿い、右手側に駐車スペースが見えてきます。セッラベイ展望台(Sella Bay Overlook)を過ぎてさらに1分ほど走った場所です。こちらも初見では見落としやすいので、Googleマップを活用してください。
- Googleマップ:Cetti Bay Overlook
- アクセス:レンタカー・自家用車
- 駐車場:路肩の駐車スペースあり(4〜5台程度)
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | セッティベイ展望台(Cetti Bay Overlook) |
| 住所 | Umatac, Guam(ルート2号線沿い) |
| 営業時間 | 随時(屋外スポット) |
| 入場料 | 無料 |
| 駐車場 | あり(4〜5台程度) |
| アクセス | 車のみ推奨 |
セッティベイ展望台の見どころ・楽しみ方
2段構造の見晴らし台
展望台は2段構造になっています。階段を上がった先にある下段の見晴らし台には案内板と赤い屋根の小屋があり、このスポットで唯一の日陰です。さらに奥の階段を上り切ると上段の見晴らし台に到達します。
ココ島がはっきり見える
上段の展望台からは、丘の向こうにグアムの海が広がります。ココ島(Coco Island)は周囲が遠浅のため海面が白っぽく見え、沖合にぽっかり浮かぶ姿がはっきりと確認できます。雲の動きと海の色が刻一刻と変わる景色は、しばらく眺めていたくなります。
グアムペディアによれば、展望台の北方向に見えるAttelong Acho(ブラックロック)と呼ばれる双丘は、太古の火山活動によって海中で形成されたピロー溶岩の地形で、グアムの地質形成の歴史を今に伝えるものだそうです。 (出典:Guampedia – Cetti)
滞在時間の目安
景色を楽しみながら写真を撮って10〜15分ほど。急がない旅なら、海をぼんやり眺めてもう少しのんびりしたくなる場所です。
セッティベイ展望台を訪問前に知っておきたいこと
- 日陰は下段の小屋のみ:上段の見晴らし台には日よけがありません。快晴の日は特に日差しがきついので、帽子・日傘・日焼け止めの準備を。
- 階段はきれいに整備されている:足場に不安はありませんが、サンダルよりスニーカーなどの方が安心です。
- 混雑はほぼなし:訪問時は貸し切り状態でした。ゆっくり過ごせます。
- 周辺にトイレ・売店なし:飲み物などは事前に用意しておくと安心です。
※駐車場からはこのような階段を登り、展望台へ向かいます。

セッティベイ展望台:こんな方におすすめ/これはちょっと…という方
おすすめの方
- グアムの「有名すぎない絶景」を探している方
- ドライブの途中に立ち寄れる景色の良いスポットを探している方
- ゆったりとした景色の中で写真を撮りたい方
- ツーリストが少ない、静かな場所で過ごしたい方
これはちょっと…という方
- 強い日差しが苦手な方(特に晴天の昼間は過酷です)
- 車での移動手段がない方
- じっくり時間をかけたいアクティビティを求めている方
2か所あわせた南西部ドライブのポイント
タライファック橋とセッティベイ展望台は、車で5分ほどの距離にあります。どちらも無料・短時間で立ち寄れるスポットなので、南部ドライブのルートにセットで組み込むのがおすすめです。
2か所合わせても所要時間は20〜30分程度。グアムのにぎやかな観光地とは少し違う、「知っている人だけが立ち寄る景色」に出会える、ちょっと特別なドライブになると思います。
ドライブの前に水分・日焼け対策をしっかり準備して、ぜひ立ち寄ってみてください。
まとめ
| タライファック橋 | セッティベイ展望台 | |
|---|---|---|
| 所要時間 | 約5〜15分 | 約10〜15分 |
| 入場料 | 無料 | 無料 |
| 駐車場 | あり(4〜5台) | あり(4〜5台) |
| 日陰 | ほぼなし | 下段小屋のみ |
| 見どころ | スペイン時代の石橋・海への眺め | セッティ湾・ココ島の眺望 |
グアムの南部ドライブは、有名観光地だけでなくこういった「素通りしてしまいそうな場所」にも魅力が詰まっています。ぜひGoogleマップにピンを立てて、次の南部ドライブの立ち寄りスポットに加えてみてください。
📝 掲載情報は訪問時点のものです。営業時間・価格・メニューは変更になる場合があります。公式サイトや現地でご確認ください。
✍️written by Asa_Hi|グアム在住・二児の母About Me
2026年4月よりグアムに在住。現地ならではのリアルな情報をお届けします。
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